朝の駅ホーム。私は強烈な眠気に襲われ、缶コーヒーを買おうと自動販売機に150円を投入した。狙うは「微糖」。しかし、私の指がボタンに触れる直前、隣にいた見知らぬスーツ姿の男が、私の150円で勝手に「おしるこ」のボタンを押したのだ。「あ、すみません!手が滑って!」と焦る男。だが、この自販機に「おしるこ」の在庫はなかった。自販機の液晶に表示されたのは、『エラー:その温もりはまだ早い』という謎のメッセージ。結局、ガタゴトと音を立てて出てきたのは、冷え切ったコーンスープだった。男と私は、9月の生ぬるい風の中で、ただ静かにそれを見つめていた。 Ver más